あなたは顔の骨が減ることを知っていますか?

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「顔の骨が減る」なんだか驚くようなフレーズですが、特に女性は40代を超えると女性ホルモンの減少が始まり、骨密度は徐々に減っていきます。
これは足腰・背骨など身体を支える骨だけでなく、顔の骨にも当てはまること。

最近気になってきた顔のたるみやシワの原因は、実は骨が関係しているかもしれません。

40歳を過ぎると骨密度は減る一方

女性は40歳を過ぎた頃から、骨密度が減り、骨がもろくなりやすくなります。
その原因が女性ホルモン(エストロゲン)の減少です。

女性ホルモンの分泌は、20代後半から30代前半をピークに徐々に減る一方。特に更年期以降は急激に減り始めます。
このエストロゲンには新しい骨をつくる細胞と古い骨を破壊する細胞の作用のバランスを調整する働きがあります。
そのため、エストロゲンが減少すると骨を形成するバランスが崩れ、骨がもろく密度がスカスカになってしまうのです。

顔のたるみやシワの原因は骨の減少?

顔のたるみやシワの原因は、紫外線や乾燥、栄養不足、ストレスなどさまざまなものがありますが、その中のひとつに、骨(骨密度)の減少が考えられます。
骨密度が減ると、骨が徐々に縮んでいきます。

これが顔の骨で起こると、骨の縮みにあわせて靭帯や筋肉が引っ張られることになり、結果的に顔のたるみ、シワとなって表れてしまうのです。

食事や生活習慣で、骨の減少を防ぐ

骨の減少を防ぐために、エストロゲンや骨の栄養になる食品を積極的に補える生活習慣を取り入れていきましょう。
食事面では、エストロゲンに近い働きをするイソフラボンを多く含む大豆製品、骨の主成分であるカルシウムが豊富な牛乳・乳製品、小魚や海藻類、さらにカルシウムの吸収を助けるビタミンDを多く含む鮭や鯖、秋刀魚などの魚類やきのこなどを摂るのがおすすめです。

さらに生活面では、女性ホルモンを活性化させるために全身の血流を良くするストレッチや軽い運動を取り入れ、十分な睡眠をとり、ストレスのない生活を送っていくように心がけることが大切です。
適度に紫外線を浴び、カルシウムをしっかり吸収させることも欠かせません。

スキンケアとあわせて「顔の骨密度ケア」も

顔のたるみやシワといった悩みには、ついスキンケアやマッサージ、フェイシャルエクササイズなど外側からのケアに意識を向けがちですが、土台となる骨のケアもとても重要です。

顔は数十個の骨で形成されていて、面積に対して骨の数が多い部位。そのため骨が減って縮んでいくと、見た目の影響が出やすくなります。
また、顔の骨密度は腰に比べると、早い年齢から減少していくという研究結果も出ているようです。
40歳を越えて顔のお肌の悩みが増えてきたら、早めに骨密度のケアも行いましょう。

まとめ

年齢とともに骨の老化は避けられませんが、変化にあわせて予防することはできます。
骨の健康とともに見た目の美しさや若々しさをキープするためにも、顔の骨密度も意識して、骨のケアを取り入れていってくださいね。

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文責:島田 みゆ(しまだ みゆ)

文責:島田 みゆ(しまだ みゆ)

社会人教育関連の会社で約10年、ビジネススキル系講座の企画編集開発を担当。企業が抱える課題や家族の病気と向き合うなかで、心と身体の健康の重要性を強く感じ、プライベートではヨガ講師に。現在はフリーのライター・編集者として、食や健康、ヨガ、旅に関するテーマの取材&インタビュー、執筆を中心に活動している。

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