妊婦さんも飲みたい牛乳!赤ちゃんのアレルギーは大丈夫?

妊娠・子育て
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妊婦さんは、健康面や食事面など、さまざまなことに気を配りながら妊娠期間を過ごします。
赤ちゃんが元気に育つために必要な栄養は積極的に摂り、食べてはいけないものに気を配ります。特に、赤ちゃんのアレルギーを心配している方は少なくないかもしれません。
今回は、妊婦さんが牛乳を飲んでも大丈夫なのかを解説します。

牛乳は5大栄養素が摂れる優れもの!

日本人女性は、カルシウムが不足しがちといわれています。

カルシウムを摂れる食品といえば、牛乳を思い浮かべます。「牛乳はカルシウムが豊富」ということは、よく知られているからですね。
では、牛乳や乳製品に含まれるカルシウムは、体内に吸収されやすいという特徴はご存知でしょうか。
さらに、牛乳は栄養素がバランス良く含まれている準完全栄養食でもあります。

私たちの身体をつくり活動するためのエネルギー源となる、たんぱく質、脂質、炭水化物を3大栄養素といい、その働きを助けるミネラル、ビタミンを合わせて5大栄養素といいます。
毎日の食事で、これら5大栄養素を上手に摂らなければいけませんが、牛乳はこれらの栄養素の宝庫なのです。

赤ちゃんの食べ物アレルギーが心配

牛乳は栄養バランスが優れていることは分かりましたが、妊娠中の今、飲んでも大丈夫なのかが気になります。
「牛乳を飲みすぎると赤ちゃんがアレルギーになる」、そんな噂を耳にした方もいるかもしれませんし、国民の3人に1人が何らかのアレルギーを持っているといわれる現代です。
小児期の食べ物アレルギーで最も多いのは卵・牛乳とされていることから、心配せずにはいられないかもしれません。
では、妊婦さんは牛乳を飲むべきではないのか、噂ではない正しい情報を見ていきましょう。

アレルギー予防のために避ける必要なし!

結論を先にいうと、赤ちゃんのアレルギー発症予防のために、妊婦さんが牛乳を避ける必要はありません。

厚生労働省の「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針~妊娠前から、健康なからだづくりを~解説要領」には、「子どもの湿疹や食物アレルギー、ぜんそく等のアレルギー疾患の予防のために、妊娠及び授乳中の母親が特定の食品やサプリメントを過剰に摂取したり、避けたりすることに関する効果は示されていません」と明記されています。

つまり、調理せず手軽に摂取できる牛乳は、妊婦さんにとっても頼もしい飲み物なのです。
ただし、妊婦さん自身に牛乳アレルギーがあるのであれば、医師に相談したほうが良いでしょう。

出典:厚生労働省「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針~妊娠前から、健康なからだづくりを~解説要領」
https://www.mhlw.go.jp/content/000776926.pdf

妊婦さんの食事は何に気をつければよい?

赤ちゃんの食べ物アレルギーを予防するために、特定の食品を除去する必要はないことが分かりました。他にはどのようなことに気をつければよいのかも見ておきましょう。

妊娠中期から後期は、赤ちゃんはたくさんのカルシウムを必要とするため、母体のカルシウム吸収率がアップしています。しかし、この働きは産後になくなってしまいます。

一方で、産後は授乳が始まり、母乳から赤ちゃんにカルシウムを与えなくてはいけません。
そこにホルモンの影響も加わり、産後は一時的に骨密度が減少してしまうため、「産後骨粗しょう症」に気をつける必要があります。
骨折してしまうと、赤ちゃんのお世話が思うようにできなくなります。普段から積極的にカルシウムを摂取して予防したいですね。

カルシウムが摂れる食品として、魚を思い浮かべる方もいるかもしれません。
魚はカルシウムだけでなく、たんぱく質やアレルギー反応を抑制するDHA、EPAを多く含む優れた食品です。

ただし、魚には自然界の水銀が取り込まれており、お腹の赤ちゃんに影響を与える可能性があるとの報告もあります。
また、海藻に含まれるヨウ素は、過剰に摂取すると甲状腺機能障害を引き起こす可能性が指摘されています。

とはいえ、気にしすぎる必要はありません。注意が必要なのはマグロやキンメダイなど一部の大型魚などです。他の魚介に含まれる水銀量はわずかとされています。

昆布などの海藻も、毎日たくさん食べる方は少し控え、多品目をバランスよく食べることを意識しましょう。

まとめ

自身が食べたものが赤ちゃんにも影響を与えることから、妊婦さんは食べるものに気をつかうことでしょう。
しかし、ここまで紹介してきたように、牛乳を避ける必要はありませんし、避けることで栄養素の宝庫を手放すのはもったいないですね。特定の食品を除去せず、多品目をバランスよく食べましょう。

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文責:二宮 絵美(にのみや えみ)

文責:二宮 絵美(にのみや えみ)

生命保険会社勤務などを経て、2016年よりライターとしてメディア制作に従事。主に女性向けのメディアにて数々の記事を担当。現在はフリーのライターとして美容・健康・マネーなどを中心に、女性が知りたい、女性に知ってほしい情報を執筆。読み進めやすく分かりやすい文章を得意とする。

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