ヨーグルトが肌に良いって知っていますか?その3つの理由を解説

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腸内環境を整え便通を良くするだけでなく、今や乳酸菌の種類によっては内臓脂肪の低減や免疫力向上、血圧低下まで、様々な効果が認められてきているヨーグルト。そんなヨーグルトが実は肌にも良いことをご存じですか?スーパーで手軽に手に入れられ、おいしく続けられるヨーグルトが肌に良い3つの理由をご紹介します。

女性の肌トラブルの原因とは?

紫外線、空調による乾燥など、私たちの肌はストレスにさらされがち。肌の表面を覆う角質層は、これらのストレスから守ってくれるバリア機能の役割があります。しかし、この角質層の水分や皮脂のバランスが崩れたり、ターンオーバーと呼ばれる新陳代謝が正常に働かなくなりバリア機能が低下してしまうと、肌荒れの原因となります。

また、外的刺激だけでなく、睡眠不足などの生活習慣の乱れ、脂っこい食事などによる胃のもたれ、便秘などの体調が肌トラブルとして現れることがあります。

特に便秘は悪玉菌と呼ばれる菌が増殖し、たまった便から有害物質が排出されるため、肌トラブルを引き起こすだけでなく気分が悪くなったり、腹痛の原因となったりします。

肌に良い理由①:ビタミンB群が含まれる

ヨーグルトにはビタミンCは少ないですが、粘膜を丈夫にするビタミンA、カルシウムの吸収を助けるビタミンD、代謝をサポートするビタミンB群などのビタミン類を含んでいます。特に皮膚の修復に役立つビタミンB12は肌あれの強い味方。水溶性ビタミンのため、一度に多く摂取しても余分なものは尿として排出されてしまうため、毎日適量を摂るとよいでしょう。

肌に良い理由②:たんぱく質が含まれる

もともとヨーグルトは牛乳から作られているので、100gあたりおよそ3.5g前後と牛乳と同じくらいたんぱく質が含まれています。また、製造過程でたんぱく質が分解されペプチドやアミノ酸の状態で含まれているため、牛乳より吸収されやすいともいわれているのです。

たんぱく質は皮膚や筋肉など身体の大部分を形成する、大事な栄養素。このたんぱく質が不足すると、ターンオーバーが正常に行われなくなり、肌荒れやくすみの原因となります。また、たんぱく質は体内で分解されてアミノ酸となり、ホルモンや神経伝達物質となるため、不足すると体調を崩す原因になることもあります。

また、肌の張りやつやを保つために重要なコラーゲンも実はたんぱく質の一種。肌だけでなく骨にもコラーゲンが含まれており、これが減少すると、骨の強さに関わる「骨質」が低下し、骨がもろくなりやすいことが分かっています。そんなコラーゲンは30~40代から減少傾向になるといわれているため、食事からたんぱく質を補うことは肌の張りだけでなく、骨の強さのためにも重要です。

ヨーグルトにきなこを混ぜるなどすると、より多くのたんぱく質を摂ることができますよ。

肌に良い理由③:乳酸菌やビフィズス菌が含まれる

乳酸菌やビフィズス菌が含まれているヨーグルトは、腸の善玉菌を増やし便通を良くするなど、腸内環境を整える働きがあります。ヨーグルトは、フルーツやはちみつと一緒に食べることがおすすめ。フルーツを加えることでヨーグルトに足りないビタミンCを補い、かつ食物繊維を摂ることで整腸効果を高めてくれます。

また、はちみつに含まれるオリゴ糖が乳酸菌のえさとなり乳酸菌を増やす効果も期待できます。腸内環境を整えるためには、一度に大量摂取するより、継続的に摂取することがおすすめです。

※はちみつをかける場合は、1歳未満のお子様には与えないようご注意ください。

まとめ

もちろん、ヨーグルトを食べるだけで肌の調子が良くなるわけではなく、スキンケアや栄養バランスの取れた食生活、規則正しい生活が肌をきれいに保つ基本です。
肌あれ以外にも、様々な効果の期待できるヨーグルト。ぜひ毎日の食事に取り入れてみてくださいね。

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文責:良友 杏(よしとも あん)

文責:良友 杏(よしとも あん)

薬剤師。 薬局勤務などを経て、現在は子育てをしながら、健康や美容に関する記事の執筆を中心に活動。多くの情報が溢れる中、読者が古い情報や偏った情報に不安にならないよう、常日頃からメディアなどにアンテナを張って、自分の知識の更新に努めている。

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