女性の身体は「基礎体温」がカギ!上げるために取り入れたい3つのコツ

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季節に関係なく女性の悩みに多い冷え、むくみ、肩こり…。そこには、基礎体温の低下が関係しているかもしれません。基礎体温を上げると不調が改善されるだけでなく、基礎代謝や免疫力もアップするというメリットがあります。そんな基礎体温を上げるためのコツを解説します。

そもそも基礎体温とは?

基礎体温とは、生命を維持するために最小限のエネルギーを消費している状態、つまり安静時の体温のことをいいます。朝目覚めて、起き上がらず寝たままの状態で計ることがポイントになります。通常の体温計は、小数点以下が1桁ですが、基礎体温を測る専用の基礎体温計は小数点以下2桁まで表示されます。基礎体温は活動時の体温のように1~2℃など大きな変化がないため、細かい単位まで調べられるようになっています。

女性にとって基礎体温は体調のバロメーター

基礎体温は、女性にとって体調変化を計る大事なもの。なぜなら女性ホルモンの影響で、基礎体温に変化が起こっているからです。

月経が始まってから排卵が起こるまでの約2週間は「低温期」、その後の約2週間は「高温期」となり、だいたい0.3~0.5℃の間で周期的に変化しています。40代を過ぎる頃からは高温期の体温が不安定になったり、低温期と高温期に明確な差がなくなったりすることがあります。さらに、閉経後の基礎体温は低温期のみになっていきます。

本来であればきれいに切り替わるはずの基礎体温が、低温期と高温期の境があいまい、まったく上がらない・下がらないなど変化がない、不安定になっていると、身体に何か異変や変化が起きていると考えられるのです。月経周期や更年期による体調の変化を把握する、女性特有の様々な病気の早期発見にも役立ちます。

低体温が不調の原因?基礎体温を上げるメリット

基礎体温を測った時、低温期が35℃台、高温期に入っても36℃台前半の場合は「低体温」といえます。低体温は、冷えやむくみ、血行不良や消化不良、疲れやすいといった女性に多い日々の不調を引き起こす原因のひとつ。さらには白髪や顔のくすみといった見た目の悩み、イライラしたり不眠になったりと精神面にも影響します。

こうした症状は、基礎体温を上げることで改善する可能性があります。また不調の改善だけでなく、基礎体温を上げることで基礎代謝がアップしてダイエット効果につながったり、免疫力アップして抵抗力が高まったりするなど嬉しいことだらけ。そのため女性は年齢問わず、基礎体温を上げるように意識することが大切なのです。

基礎体温を上げるコツ① 運動

基礎体温を上げるには、身体の中で熱を生むことが大事。もっとも効率的なのは筋肉を動かす=運動です。運動することで血流が良くなり、筋力や骨密度もアップします。基礎代謝も上がり、太りにくい体づくりにも良い方法です。ウォーキングやジョギングなど、ごく手軽なものからでOK。さらに日常生活の中で「動く」シーンも増やしてみましょう。立ったり座ったりを増やす、階段を使うようにする、遠くのものを取りに行くようにするなど、細かい動作を積み重ねて筋肉を使うようにしてみてください。

基礎体温を上げるコツ②食事

身体の中から温めるには、食事が重要です。ショウガ、たまねぎ、トマト、豚肉など、体を温める食材を積極的に摂りましょう。また、内臓を冷やさないために、できるだけ温かい食事を摂るようにします。冷たい飲み物より温かいor常温の飲み物、サラダよりも温野菜、スープや味噌汁を一品加えるなど、ちょっとした選び方で変わります。

基礎体温を上げるコツ③お風呂

毎日10分、湯船につかってしっかり体を温める習慣を付けましょう。忙しいと、ついサッとシャワーで済ませてしまいがちですが、そういう時こそゆっくりと体を休めるためにも湯船がおすすめです。また夏の暑い時期も湯船は避けてしまいますが、クーラーや冷たい飲み物などでいつも以上に体は冷えていることも。十分温めて血行を良くしておきましょう。

まとめ

低体温気味の女性が多いといわれる現代。特に、ホルモンバランスによって体調が変化する40代以降は、不調の原因として考えられることへの対応策は取っていきたいものです。毎日の基礎体温チェックで体調管理して、日頃から体温をアップさせるように心がけていきましょう。

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文責:島田 みゆ(しまだ みゆ)

文責:島田 みゆ(しまだ みゆ)

社会人教育関連の会社で約10年、ビジネススキル系講座の企画編集開発を担当。企業が抱える課題や家族の病気と向き合うなかで、心と身体の健康の重要性を強く感じ、プライベートではヨガ講師に。現在はフリーのライター・編集者として、食や健康、ヨガ、旅に関するテーマの取材&インタビュー、執筆を中心に活動している。

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