美容、ダイエットで注目される「断糖高脂質」とは?

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近年、注目されている糖質制限。糖質オフや低糖質の商品ラインアップも増えて、身近に手に入るようになりました。この糖質制限をよりストイックに極めた「断糖高脂質」はご存じですか? 
この記事では、断糖高脂質とは何か、どんなメリット・デメリットがあるのかについて解説していきます。

そもそも断糖高脂質って何のこと?

断糖高脂質とは、その名の通り、糖質を断って(断糖)、代わりに脂質をメインにたっぷり摂る(高脂質)食事のことです。

私たちの身体や脳を動かすエネルギー源は、糖質と脂肪。ただ、炭水化物の多い食事では、即効性のある糖質がメインに使われています。そのため、糖質過多の状態が続くと余った糖(ブトウ糖)は中性脂肪となって肥満につながったり、血糖値が高い状態が続いて糖尿病の原因、動脈硬化や心臓病のリスクを高めてしまったりしてしまいます。
そこで、糖を断って、脂肪をメインのエネルギー源に変換する体質に変えていくのが断糖高脂質の目的。
糖質制限よりも厳密に、糖質の摂取を限りなくゼロに近づけるというのが特徴です。

食べられるもの食べられないもの

断糖高脂質のポイントは、糖質が低い、もしくは糖質ゼロの食品を摂り、脂質の多い食品をたくさん摂ること。
糖質を摂らない分、身体を作る栄養分はしっかり摂ることが大切です。

食べられるもの(おすすめのもの)食べられないもの(控えたほうがいいもの)
肉類 魚介類 卵 良質な脂質(MCTオイル、オリーブオイルなど) 糖質がない、または少ない野菜お米 パン 麺類 芋類(じゃがいも、さつまいもなど) 根菜類(大根、ごぼう、ニンジンなど) 甘いもの(ケーキなどのお菓子類)

断糖高脂質の3つのメリット

断糖高脂質のメリットは、大きく3つ挙げられます。

①脂肪燃焼、ダイエットが期待できる
エネルギー源がこれまでの糖質から脂肪になるので、身体に溜め込んでいた中性脂肪もエネルギーとして燃焼されます。そうして脂肪が減ることで、短期間で痩せることができるのです。

②老化を防ぐ
また、糖質は摂りすぎると、身体のたんぱく質と結びついて変性、劣化する「糖化」が起こります。これが肌のシミやシワ、くすみ、髪の毛のハリやコシが失なわれる原因のひとつに。糖質を断つと、この身体の糖化による老化症状を防ぎ、髪や肌へよい影響をもたらすと言われています。

③食欲が正常になり、体重コントロールに
糖質には依存性があり、お腹が減っていなくても脳が空腹だと勘違いして、食欲を増幅させます。そのため、糖質を断つと食欲が正常になり、結果、自然と体重コントロールができるようになります。また脂質をたくさん摂ると満腹感を得られるホルモンが分泌され、普段から空腹を感じにくくもなるのです。

断糖高脂質のデメリット、身体への影響は

一方で、断糖高脂質の食事については、人によってさまざまな意見や見解があり、危険性や身体への影響も懸念されているのも事実です。

一部の専門家からは「糖の代わりに筋肉をエネルギーとして使ってしまうため、筋力低下になる」「代謝、体温が低下する」「骨がもろくなり、将来的に骨粗しょう症につながる」「塩分過多、コレステロールが増加する」といったマイナス面が。さらに、実際に断糖高脂質を実践した人たちからは、「止めたらすぐにリバウンドしてしまった」という声が多く聞かれています。

また、昨年、欧米の研究者たちが中心となってアスリートを対象に行った調査では「短期間の低炭水化物・高脂質の食事は、骨形成/吸収マーカーに悪影響を与える」との研究結果がでており、今後さらなる調査・検討が必要とされています。

無理なく自分に合ったバランスのよい食事を

どんな食事法にもメリット・デメリットがあります。大切なのは、無理なく実践できて、かつ自分に合っているかということ。そして、どの栄養素をも身体の機能維持のために必要な栄養素なので、偏りすぎない、バランスの取れた食事をとることも大切だと言えます。

新しい食事法を試した際には、自分の心や身体、普段の生活、仕事のパフォーマンスにどんな変化があったのか、ぜひ記録してみてください。どんなものを食べると調子がいいのか、太りすぎず痩せすぎることもなく健康でいられるのか。日頃の食事と自分の体調の変化の関連性にしっかり意識を向けていきましょう。

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文責:島田 みゆ(しまだみゆ)

文責:島田 みゆ(しまだみゆ)

社会人教育関連の会社で約10年、ビジネススキル系講座の企画編集開発を担当。企業が抱える課題や家族の病気と向き合うなかで、心と身体の健康の重要性を強く感じ、プライベートではヨガ講師に。現在はフリーのライター・編集者として、食や健康、ヨガ、旅に関するテーマの取材&インタビュー、執筆を中心に活動している。

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