健康と美容のために水にこだわってみませんか?

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人間の体重の6割は水分といわれており、健康のためには1日1000~2000ml程の水を飲むことが推奨されています。水分不足に陥ると、肌や髪がかさついたりツヤがなくなるなど、見た目にも老けた印象を与えてしまうことも。
また、毎年夏になると熱中症が話題となります。熱中症は夏だけでなく乾燥する冬も引き起こす可能性があるため、年間を通じて私たちは水分補給を意識する必要がありそうです。
ここでは、美容や健康のために役立つ水の情報をお伝えします。

適切な水分補給でアンチエイジング

美肌のためには水分補給は大切です。肌や髪は水分不足が特に現れやすいといわれており、水分不足によりかさつきや肌荒れの原因となる便秘も起こしやすくなるといわれています。起きがけにコップ1杯の水を飲むことで、腸の蠕動(ぜんどう)運動が活発化し、便意が起こりやすくなるためおすすめです。
また、水分補給することにより、血液やリンパなどの巡りが良くなり、基礎代謝を上げるといわれています。その結果、老廃物の排泄を促しむくみが解消したり、血流が良くなることで酸素や栄養が全身に行きわたり、肌や髪の美容効果も期待できます。
スキンケアやヘアケアは外からのお手入れだけでなく、内側からのお手入れもぜひ取り入れみてください。

軟水?硬水?あなたに合っている水は?

美容にとって大切な水。しかし、水といっても、実は様々な種類があります。

軟水、硬水という言葉を聞いたことがありませんか?
日本の水は軟水といわれ、マグネシウムやカルシウムの含有量が低く、口当たりがとてもまろやか。お茶やコーヒー、紅茶などの味を引き立てます。また軟水で髪を洗うと、きしまず、髪のツヤを逃しません。
逆に、北米やヨーロッパの水はマグネシウムやカルシウムなどが多く含まれる、硬水がほとんどです。硬水は便秘予防に効果があるといわれ、ダイエットやデトックスを目的として飲まれることもあるようです。

最近注目を浴びているのが、炭酸水。家庭でつくれるサーバーが発売されるなど、愛飲者が増えています。炭酸ガスが血管の中に入ると、酸素不足の状態となり、酸素を補おうと血流が増加。その結果、血行促進効果や疲労回復効果、また整腸作用などが期待できます。
また、炭酸水は毛穴の汚れを吸着して落とす効果があるとして、洗顔や洗髪に使う人もいるようです。

他に、各地の温泉でミネラルが豊富に含まれている飲む温泉水や、胃腸に良いとされるアルカリイオン水などがあります。

いつ飲むかも大事

年齢とともに渇きを感じにくくなり、気づかぬうちに水分不足になっている可能性があります。喉が渇いてから飲むのではなく、時間を決めて飲むようにし、外出時も水筒を持ち歩くなど、普段から水分補給を意識する習慣をつけておくと、自分では気づかない脱水を防ぐことができます。
運動前後、入浴前後など水分が失われる行動の前後には、熱中症対策のためにも飲んだほうがよいでしょう。睡眠中にも500ml程度の汗をかくといわれています。寝る前や起きた後にはコップ一杯程度の水を飲むようにしましょう。

チョコチョコ飲みがおすすめ

水分は飲みすぎても、むくみなどを引き起こす原因となることもあるため、一度に大量に飲むのはやめましょう。適量の水を少しずつ飲むようにしましょう。少量を頻度よく飲むことは、喉についたウイルスなどを洗い流すこともできるため、風邪予防になるともいわれています。

夏場は特に水分量が低下しやすいため、水からだけでなく、トマトやナス、スイカなど水分が比較的多めの野菜や果物を摂るようにすると、水分不足解消につながります。

また、年間を通して水分補給におすすめなのが牛乳です。水分だけでなくたんぱく質やカルシウム、ミネラルなど補給できるため、美容効果や栄養補給だけでなく骨粗しょう症対策の一助にもなるため、毎日牛乳を飲む習慣をつけたいものです。

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文責:良友 杏(よしとも あん)

文責:良友 杏(よしとも あん)

薬剤師。 薬局勤務などを経て、現在は子育てをしながら、健康や美容に関する記事の執筆を中心に活動。多くの情報が溢れる中、読者が古い情報や偏った情報に不安にならないよう、常日頃からメディアなどにアンテナを張って、自分の知識の更新に努めている。

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