女性の薄毛の原因とは?日常生活でできる対策も紹介

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髪は、見た目の美しさや若々しさを左右しますね。
「髪は女の命」という言葉があるくらいですから、女性にとって髪のトラブルは深刻です。
今回は、女性の薄毛の特徴や原因、セルフケアについて解説します。

スタイリングが決まらなくなったのは薄毛のせい?

ヘアスタイルを変えていないのに、「何かが今までと違う気がする」「スタイリングが決まらなくなった」などと感じているなら、髪の量に注目してみましょう。
以前と同じボリュームを保てているでしょうか?
スタイリング剤などは変えていないのに今までと同じヘアスタイルにならないなら、髪の量が減っているのかもしれません。

いわれてみると…という方は、なぜ早く気付けなかったのかとショックではないでしょうか。
けれど、実はこのパターン、女性に多いのです。

女性の薄毛の特徴とは

髪が薄くなるという悩みは、男性だけが持つものではありません。
女性も同じように薄毛の悩みを抱えることがあります。

女性がかかる脱毛症でもっとも多いといわれているのが、「びまん性脱毛症」です。
頭部全体の髪が抜けて、ボリュームが下がるのが特徴です。
部分的に髪がなくなるわけではないので、気づくのが遅くなってしまうのですね。
ボリュームは変わらない気がするけれど…という方は、分け目に注目してみましょう。
分け目が以前よりはっきりしているという方も要注意です。

女性の薄毛の原因は主に3つ

では、なぜ髪のボリュームが下がってしまうのでしょうか。
主な原因を見てみましょう。

女性ホルモンの減少

女性ホルモンに含まれるエストロゲンという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
エストロゲンは、女性らしい身体をつくるサポートや、肌のうるおいを保つ働きをしています。
他には丈夫な骨の維持や、髪が成長し抜けるまでのヘアサイクルを正常に保ち、髪の成長を促進させる役割もあります。
エストロゲンは目立つ存在ではありませんが、私たちの気づかないところで、さまざまな働きをしているのです。
しかし、エストロゲンの分泌は加齢とともに減少してしまいます。
そうなるとヘアサイクルが乱れ、髪の成長が促進されず、細毛や抜け毛が増えてしまうのです。

骨がもろく折れやすくなる骨粗しょう症も、このエストロゲンの減少により発症しやすくなるといわれているので注意しなければいけません。

日々のストレス

ストレスにより自律神経のバランスが乱れると、血流が悪くなります。
すると、毛髪をつくる毛母細胞に栄養が届きにくくなり、毛がしっかりと成長できなくなります。

食生活の乱れ

不規則な食事や過度なダイエットによる栄養不足も、薄毛の原因になることがあります。
栄養は血液によって全身に運ばれますが、生命活動に関わる臓器が優先されます。
そのため、栄養が不足していると髪は後回しにされてしまうのです。
十分な栄養を回してもらえなかった髪は、しっかりと育つことができません。

日常生活で薄毛対策はなにができる?

女性に多いのがびまん性脱毛症といわれていますが、他の脱毛症がないわけではありません。
薄毛が気になるようならクリニックなどで相談し、診断を受けて治療するのがおすすめです。
そのうえで、日常生活でできる薄毛対策も見ておきましょう。

バランスの取れた食事

健康な髪を育てるために、食生活に気をつけましょう。
髪はたんぱく質でできています。
たんぱく質は肉や魚、髪の生成を助ける亜鉛は牡蠣やレバーに含まれています。
髪を作る細胞を活性化させ、頭皮環境を健やかに保ってくれるビタミンB2やビタミンEも意識してみましょう。
ビタミンB2はレバーや青魚、ビタミンEはアーモンドや卵などに含まれています。

良質な睡眠

睡眠不足で肌が不調…という経験はありませんか?
実は、髪にとっても睡眠は重要です。育毛に必要な成長ホルモンは、就寝時に分泌されます。
健康な髪が育つよう、良質な睡眠をとるようにしましょう。

ストレスの軽減・解消

ストレスを溜めると女性ホルモンの分泌量が減ったり、自律神経が乱れたりします。
自律神経が乱れると不眠につながることもあり、ストレスは髪の成長に悪影響を与えてしまうのです。
ストレスを軽減・解消するには、少しぬるめのお風呂にゆっくり入ったり、音楽や映画、誰かとの会話を楽しむ方法があります。
他には運動もおすすめです。身体を動かすと血行が良くなり代謝が上がります。
すると老廃物も流れ、髪を含む全身に栄養が行き渡ります。

まとめ

髪のボリュームが少なくなると、どこまで抜けていくのかと不安になりますね。
日常生活でできる対策をしながら、悩みすぎないよう、必要なときには専門医の力を借りるようにしましょう。

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文責:二宮 絵美(にのみや えみ)

文責:二宮 絵美(にのみや えみ)

生命保険会社勤務などを経て、2016年よりライターとしてメディア制作に従事。主に女性向けのメディアにて数々の記事を担当。現在はフリーのライターとして美容・健康・マネーなどを中心に、女性が知りたい、女性に知ってほしい情報を執筆。読み進めやすく分かりやすい文章を得意とする。

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