冬になると起こりやすい肌トラブルといえば、乾燥肌ですよね。スキンケアに力を入れているのに改善しない…そんな悩みを抱えている方もいるかもしれません。
今回は、肌の乾燥を防ぐおすすめ食材を紹介します。
スキンケアに力を入れているのに乾燥していませんか?
入念にスキンケアをしたり、保湿性に優れた化粧水や乳液などを選んだりと、空気が乾燥する時期だからこその工夫をしている方は多いことでしょう。しかし、スキンケアに力を入れているのに肌が乾燥するなんてことありますよね。
肌の乾燥によってかゆみや赤みが生じたり、お化粧ノリが悪かったりすると気分が優れないものです。小さな悩みのように感じるけれど、続くと不快感の強い悩みとなります。
では、なぜスキンケアだけでは肌の乾燥を防げないのでしょうか?
まずは肌が乾燥する原因を知っておきましょう。
肌が乾燥する原因は季節だけじゃない!
空気が乾燥する冬は、肌が乾燥しても仕方ないと思っていませんか?しかし肌の乾燥には季節以外の原因もあります。
原因①暖房器具の使用
もちろん、空気の乾燥は肌が乾燥する原因のひとつです。ただし10~11月頃から湿度は低下し、本格的に寒くなってくると暖房をつけます。するとさらに空気は乾燥し、肌の乾燥を招きやすくなります。
原因②紫外線によるダメージ
紫外線はシミなどの原因になるだけでなく、肌の乾燥も招きます。紫外線ダメージにより肌から水分が奪われるとバリア機能も低下し、さらに肌が乾燥するといった悪循環に陥ってしまいます。
原因③ターンオーバーの乱れ
ターンオーバーの乱れも肌が乾燥する原因のひとつです。ターンオーバーのサイクルが乱れてしまうと、肌の水分を保持するバリア機能が低下し、乾燥肌が引き起こされます。
原因④食生活の偏り
健やかな肌をつくるためには、食生活にも気をつけなければいけません。必要な栄養素が不足すると肌の乾燥につながるからです。
食べ物を工夫して肌の乾燥を防ごう
原因を知ると、スキンケアだけでは肌の乾燥を防げないことが分かりましたね。食生活の偏りは乾燥肌を招きますが、ターンオーバーの乱れにも影響します。
つまり、ターンオーバーの乱れを整えるには食生活を整える必要があり、食生活を整えることは肌の乾燥を防ぐことに直接つながりもします。
すなわち、食生活が直接的にも間接的にも肌の乾燥に関わるということです。
積極的に摂りたい肌の乾燥を防ぐ食べ物
それでは、肌の乾燥を防ぐために積極的に摂りたい食べ物を紹介していきます。
【たんぱく質を摂れる食材】
肌の細胞の原料となるのはたんぱく質です。ターンオーバーを活発にする働きもあり、たんぱく質不足は肌荒れや乾燥肌を招くことに。
たんぱく質・・・肉、魚、大豆、大豆製品、卵など
【ビタミンAを摂れる食材】
ターンオーバーのサイクルを整えるのはビタミンAです。肌や粘膜に潤いを与える働きも。
ビタミンA・・・レバー、にんじん、小松菜、ほうれん草など
【ビタミンB2、B6、B12を摂れる食材】
ターンオーバーや皮脂のバランスを整え、肌荒れを防いでくれるのがビタミンB2、B6、B12。これらは水溶性ビタミンのため、一度にたくさん摂っても余分なものは尿として排出されてしまいます。一度にたくさんではなく、毎日コンスタントに摂るよう意識しましょう。
ビタミンB2・・・レバー、納豆、モロヘイヤ、アーモンド、カマンベールチーズなど
ビタミンB6・・・豚肉、いわし、まぐろ、にんにく、セロリなど
ビタミンB12・・・しじみ、あさり、牡蠣、レバーなど
【ビタミンC】
コラーゲンの生成を促し、肌を紫外線ダメージから守る働きをするのがビタミンCです。
ビタミンC・・・柑橘類、いちご、キウイ、ブロッコリー、小松菜など
【ビタミンE】
肌の血行を促進し、バリア機能を高めるのはビタミンE。
ビタミンE・・・豆乳、アボカド、アーモンド、イワシ、ツナ缶、いくらなど
【亜鉛】
肌のターンオーバーを維持するには亜鉛も欠かせませんが、体内ではつくり出せないので食事からの摂取が必須です。免疫力を高める働きもあります。
亜鉛・・・牡蠣、煮干し、卵黄、パルメザンチーズなど
【必須脂肪酸】
肌を外的刺激から守ってくれる皮脂は、必須脂肪酸が原料です。しかし必須脂肪酸は体内で合成できないため、食事から摂取しなければいけません。
皮脂が不足すると肌のバリア機能が低下し、乾燥を招いてしまいます。
必須脂肪酸・・・エゴマ油、亜麻仁油、ゴマ油など
まとめ
肌の乾燥を防ぐ方法を考えると、一番に思いつくのはスキンケアかもしれません。しかし、食生活を意識することも大切です。スキンケアや紫外線対策に加えて、身体の内側からのケアで健やかな肌を目指しましょう!
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